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ヒグマドンの部屋  〜 投稿順表示 〜


[2] あの頃の自分
詩人:ヒグマドン [投票][編集]

街に溢れる音楽が
この胸の内を満たすことはなく

虚しくさえさせる

鳥肌を感じさせたのはいつだっけ?

ジョニーBグッドでもいいよ

パープルヘイズだっていい

天文学的な未知の世界
久方ぶりの子供心

思い出させてくれないか

透き通ったびー玉みたいな目をしてた

あの頃に

2010/05/31 (Mon)

[6] 彼岸
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汗をかいて、手にできるもの、それを至高の贅沢と思いつつ、信じていないのかもしれない、信じてもいないものを信じこみ、信じているものをないがしろにする、溢れ出した感情を酒でながし、聞き耳立ててただ一人、幸せな妻帯者は夢見がち、ただただ煙りに自分を巻き、明日の他人に想いを寄せる、グラスに写るのは憂鬱、自己陶酔、ナルシストの自覚

2013/08/02 (Fri)

[7] マトリョーシカの中
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ただただ思い描く空はなくて

特別なこともなく

日常は風のない湖畔みたいに

何不自由なく過ぎて行く

道化ほどのホラもふけず

営業ほどのオベッカも使えない

愚直なわざと馬鹿正直を携えて

四苦八苦の坂道ころころ

苦行と試練は他人の元に

これが求めた先のはずがない

棚ぼたな突然の幸せに身を踊らせて

背中を絶望が叩きに来る

覚悟は出来てる

いつでも
望むところだ

成年期に訪れた
怒りと憎しみ

ついでに諦めともどかしさ

俺はあわれな
裸の聖騎士

からっぽな

からっぽな…

2013/08/08 (Thu)

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