詩人:ヒグマドン | [投票][編集] |
ただただ思い描く空はなくて
特別なこともなく
日常は風のない湖畔みたいに
何不自由なく過ぎて行く
道化ほどのホラもふけず
営業ほどのオベッカも使えない
愚直なわざと馬鹿正直を携えて
四苦八苦の坂道ころころ
苦行と試練は他人の元に
これが求めた先のはずがない
棚ぼたな突然の幸せに身を踊らせて
背中を絶望が叩きに来る
覚悟は出来てる
いつでも
望むところだ
成年期に訪れた
怒りと憎しみ
ついでに諦めともどかしさ
俺はあわれな
裸の聖騎士
からっぽな
からっぽな…
詩人:ヒグマドン | [投票][編集] |
汗をかいて、手にできるもの、それを至高の贅沢と思いつつ、信じていないのかもしれない、信じてもいないものを信じこみ、信じているものをないがしろにする、溢れ出した感情を酒でながし、聞き耳立ててただ一人、幸せな妻帯者は夢見がち、ただただ煙りに自分を巻き、明日の他人に想いを寄せる、グラスに写るのは憂鬱、自己陶酔、ナルシストの自覚
詩人:ヒグマドン | [投票][編集] |
街に溢れる音楽が
この胸の内を満たすことはなく
虚しくさえさせる
鳥肌を感じさせたのはいつだっけ?
ジョニーBグッドでもいいよ
パープルヘイズだっていい
天文学的な未知の世界
久方ぶりの子供心
思い出させてくれないか
透き通ったびー玉みたいな目をしてた
あの頃に