君の嘘が僕を偽物の僕にする。真実の事を見えなくする。君の言葉全てに嘘という陰が見えかくれしている気がするんだ、君の愛にすら。君が嘘をつくたび、僕は真実の事を言えなくなる。真実の自分でいるのが恐くて。真実の僕ではもう届かない程遠くなってしまった君との距離。
[前頁] [さつきの部屋] [次頁]