メールが来た。もう寝ようかと思ったのに。痛い。痛い。痛い。件名を見たら、忘れたはずの貴方の名前で。痛い。痛い。痛い。一ヶ月ぶりのメール。貴方は前とちっとも変わらず私の心配をするね。好きでもないくせに…また私を惑わせるの?惑わせて想わせて突き放すの?もう貴方の手には落ちないよ。私だって大人になったはずだよ。でも待ってしまう。携帯電話を握り締めながら…また想い始めている想いと供に。貴方の大好きだった曲が鳴るのを待ち侘びている私。痛い、痛い、痛い。
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