繰り返される呼吸の波音を暗闇の中でそっと聴く子供の頃は透明になりたくて消えてしまいたいと願っていたそして夜の海に紛れて同化したその癖は今も抜けきれずこんな夜は寂しさが漂うよう心は未だ彷徨い行き先は定まらず
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