なにもできず

ただ
たたずんで

ただ
みつめていた。

きみの
すがたを。

なんにも

なにも

なんにも

なにも

なんにも
できないじぶんを
はがゆくおもった。

ただ
そばにいること。

ぼくにできることは
それだけ。

それでも

それだけでも

きみは
よろこんでくれるんだね。

つめたいかぜが
わたしをとりまく

つめたいかぜが
おちばをまいあげる

つめたいかぜが
ふゆをはこんでくる

つめたいかぜが
きれいなくうきをうむ

つめたいかぜを
おもいきりすいこむと

つめたいかぜは
からだのなかにしんとうする

つめたいくうきが
からだをかけめぐり

からだは
じょうかされていく

君は
僕のこと
おぼえてる？
僕は
君のこと
忘れない。

君のココロは
悲鳴をあげてる。

心労の日々を
知ってるよ。

それでも

僕たちは
遠くはなれてて

ココロまでも
とおく離れていく

僕は
そんなの嫌だよ
いやだよ

僕は
君のちからに
なりたい

でも
なにも
できないね

それでも
僕は
なにか
力になりたいんだ

弱いな。
分かっていても改善できない。

世の中
同じ考えを持った人間は
案外たくさんいるものだ。
たとえ　身近に見えなくても。

だけど
それが　どうした？
他人が何を言おうと
どう思おうと

自分のなかの壁は
自分のちからでしか
壊すことは
出来ないんだよ。

頂上を目指し
不安定な足場を見つめ
転ばないように
躓かないように
必死で前に進む。

険しい道ばかり
睨みつけて。
周りの景色を見る余裕が
登れば登るほど
なくなってくるんだ。

ソコは見晴らしがイイ所。
知らなかったコトが
明らかになる場所。

だから

ほら・・・ね・・・はやく

気付いて！

知らないままなんて
もったいないよ！

飾った　言葉
飾った　笑顔
飾った・・・
飾りモノ・・・
つくりもの・・・
偽モノ・・・

安っぽいよ！
　―イツワリナンテイヤ！
　―イミテーションナンテ!!

裏切りだ！
　―コワイ
　　　何を信ジレバイイ?

簡単に　見抜けるよ

ミンナタテマエバカリ

だけど

気付かないフリをする

決して壊れることのないもの

決して消えることのないもの

カタチのないもの

大切だと感じた

出会えたことを喜びに思う

それがワタシのタカラモノ

消えない

消さない

大切な思い出たち

大切な経験たち

大切な仲間たち

大切な友達


それがタカラモノ

過大評価



過小評価



自分で自分を


評価するって



難しいよ

幸福になりたい？
そう？
あなたは不幸なの？

私は幸せよ。
大切な人に出会えて

私は幸せよ。
人を好きになれて

私は幸せよ。
想いを言葉に出来て

私は幸せよ。
没頭出来る事があって

私は幸せよ。
悩むことが出来て

私は幸せよ。
考えることが出来て

私は幸せよ。
生きていて

私は幸せよ。
まだまだ成長できるから

私は幸せよ。

だから幸せを願ったりしない。

私にはいつでも
どんな事にでも
幸せを感じていられる心があるから。

庭先に立つと
息を潜めていた樹々が
突然
一斉にざわめいた
　
「オカエリナサイ」
と言うように…
　
竹のシナる音
葉の擦れ合う音
　
地上に吹き付ける風
私の全身にぶつかり
とおり抜け
　
「タダイマ」
　
やさしく両腕を差し出せば
再び風が渦巻く
　
まるで
言葉のない語らい
　
嬉しくなって
私は笑顔で風を呼ぶ
　
すると　また
突風が巻き起こる