詩人:saixai | [投票][編集] |
一生懸命に
一心不乱に
前だけを見つめて
生きるのは
決して褒めれた
ものじゃない。
だって
盲目に生きている
みたいじゃないか?
振り返ったり
迷って立ち止まったり
それって
大切な事だよ。
どんなことでも
程々が一番。
ただ
心の天秤で
程々を設定するのが
難しいね。
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僕はピエロ。
君の笑顔が僕の幸せ。
僕はピエロ。
僕がピエロになった
理由?
単純だよ。
君に笑顔と幸せを
運びたいから。
なんてね。
ちょっと違うね。
君を通じて
僕が幸せになるためさ。
僕はピエロ。
君のピエロ。
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樹々のあいだを
通り抜けて
風の歌
寄せて退いて
さざなみ
海の歌
浜辺では
静けさのなかに
砂の歌
空に暗雲迫り来て
光と音を走らせ
天空の歌
自然が生み出す
たくさんの歌
あなたの耳に
届いていますか?
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涸れることなく湧く泉
あふれ出た水は
岩場を越えて下り行く
走って 走って
どんどん下る
いつの間にか
河になって
落ち葉と戯れ
魚と語らい
いつの間にか
幅も広くなって
歩調も ゆっくり
景色を堪能
もうすぐ
海と ひとつになる
そして
天に還り 地に還り
また 泉の水となる
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君は僕の太陽。
君は僕の元気の源。
なんて
ありふれた台詞。
僕には
それが精一杯。
ありふれた詞に
想いを詰め込んで…
だけど
君には届かない。
ありふれてても
何でもいいから
君が振り向くような
特別な詞を知りたい。
僕の想いを
君に響かせるような
そんな
特別なコトバを…
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前を向いて
歩いていたら
目の端っこで
ちらりと見えた
黄色い花
かすかに揺れて
ささやかな自己主張
やさしい黄色に
目を奪われて
しばらく傍で
しゃがんで見つめた。
たんぽぽさん。
君が綿毛になる頃に
また君に会いたいよ。
そしたら僕は
種をひとつもらって
どこかに
植えに行くからね。
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もし…
私が
突然
消えてしまったら
アナタは
何を思うだろう?
これって
よくある疑問だね。
でも
ちょっと気になる。
けど
答えは…
聞けない
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胸が痛い
貴方に刺さった
ナイフが
私の胸にも
突き刺さったよう…
同じ痛みだとは
言わない。
けれど
私も痛いの。
涙が出るよ。
ズルイ?
貴方のための涙だ
なんて言わない。
この涙は
貴方を癒せないから
泣けない貴方…
勝手な私を
許してくれますか?
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生まれて初めて
足のつかない鉄棒で
逆上がりをした日
鉄棒に飛びついて
足をぶらぶら
振り子のように
校舎に向かって
思いっきり
足を振り上げて
くるっと回って
見事に成功
だけど わざと
途中で回転やめてみて
さかさまの世界を
楽しんだ。
夕焼け染まる
もうひとつの世界。
空気さえも
別世界のようだった。