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[71] 【心の天秤】
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一生懸命に
一心不乱に
前だけを見つめて
生きるのは
 
決して褒めれた
ものじゃない。
 
だって
 
盲目に生きている
みたいじゃないか?
 
振り返ったり
迷って立ち止まったり
 
それって
大切な事だよ。
 
どんなことでも
程々が一番。
 
ただ
 
心の天秤で
程々を設定するのが
難しいね。
 

2003/10/01 (Wed)

[72] 【ピエロ】
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僕はピエロ。
 
君の笑顔が僕の幸せ。
 
僕はピエロ。
 
僕がピエロになった
理由?
 
単純だよ。
 
君に笑顔と幸せを
運びたいから。
 
なんてね。
ちょっと違うね。
 
君を通じて
僕が幸せになるためさ。
 
僕はピエロ。
 
君のピエロ。
 

2003/10/01 (Wed)

[73] 【自然の賛歌】
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樹々のあいだを
通り抜けて
風の歌
 
寄せて退いて
さざなみ
海の歌
 
浜辺では
静けさのなかに
砂の歌
 
空に暗雲迫り来て
光と音を走らせ
天空の歌
 
自然が生み出す
たくさんの歌
 
あなたの耳に
届いていますか?
 

2003/10/01 (Wed)

[74] 【模索】
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儚さの中に
煌めきを求め
 
虚しさの中に
徨う想い
 
霞の奥に
定まらぬ影
 
掴みたいのは
輝ける瞬間
 
探しているのは
生きる証
 

2003/10/01 (Wed)

[75] 【水の旅】
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涸れることなく湧く泉
 
あふれ出た水は
岩場を越えて下り行く
 
走って 走って
どんどん下る
 
いつの間にか
河になって
 
落ち葉と戯れ
魚と語らい
 
いつの間にか
幅も広くなって
 
歩調も ゆっくり
 
景色を堪能
 
もうすぐ
 
海と ひとつになる
 
そして
 
天に還り 地に還り
 
また 泉の水となる
 

2003/10/01 (Wed)

[76] 【特別なコトバ】
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君は僕の太陽。
 
君は僕の元気の源。
 
なんて
ありふれた台詞。
 
僕には
それが精一杯。
 
ありふれた詞に
想いを詰め込んで…
 
だけど
君には届かない。
 
ありふれてても
何でもいいから
 
君が振り向くような
特別な詞を知りたい。
 
僕の想いを
君に響かせるような
 
そんな
特別なコトバを…
 

2003/10/01 (Wed)

[77] 【たんぽぽ】
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前を向いて
歩いていたら
 
目の端っこで
ちらりと見えた
黄色い花
 
かすかに揺れて
ささやかな自己主張
 
やさしい黄色に
目を奪われて
 
しばらく傍で
しゃがんで見つめた。
 
たんぽぽさん。
 
君が綿毛になる頃に
また君に会いたいよ。
 
そしたら僕は
種をひとつもらって
 
どこかに
植えに行くからね。
 

2003/10/01 (Wed)

[78] 【もし・・・】
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もし…
 
 
私が
 
突然
 
消えてしまったら
 
 
 
アナタは
 
何を思うだろう?
 
 
 
これって
 
よくある疑問だね。
 
 
 
でも
 
ちょっと気になる。
 
 
けど
 
答えは…
 
聞けない
 

2003/10/01 (Wed)

[79] 【痛い・・・】
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胸が痛い
 
貴方に刺さった
ナイフが
私の胸にも
突き刺さったよう…
 
同じ痛みだとは
言わない。
 
けれど
私も痛いの。
 
涙が出るよ。
 
ズルイ?
 
貴方のための涙だ
なんて言わない。
 
この涙は
貴方を癒せないから
 
泣けない貴方…
 
勝手な私を
許してくれますか?
 

2003/10/02 (Thu)

[80] 【逆上がり】
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生まれて初めて
足のつかない鉄棒で
逆上がりをした日
 
鉄棒に飛びついて
足をぶらぶら
振り子のように
 
校舎に向かって
思いっきり
足を振り上げて
 
くるっと回って
見事に成功
だけど わざと
途中で回転やめてみて
 
さかさまの世界を
楽しんだ。
 
夕焼け染まる
もうひとつの世界。
 
空気さえも
別世界のようだった。
 

2003/10/02 (Thu)
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