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針の歩みを止めた時計が
胸の奥で眠ってた。
どうしても動き出さない時計。
壊れてしまったと諦めて
存在までも忘れかけてた。
それなのに
諦めたつもりでも
まるで大事な物のように
胸の奥に眠らせていた。
どこかで信じてたんだ。
再び動き出すことを。
そして気づいた。
たった一つの歯車が
何かに引っかかっていただけなんだ。
大丈夫。
まだ壊れていない。
また動き出した。
大切な心の時間(トキ)を刻む懐中時計。
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苦難に打ちひしがれる?
悲しみに押し潰される?
そんなに柔じゃないよ。私。
君のSOSを見逃すほど鈍感でもない。
君は私をわかってない。
私が欲しいのは
君の真実の声。
それを聞けないことが一番の苦しみだと
わかってないよ。君。
私も君を
わかってないけど
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手の届かぬ君よ。
君は苦しんでいる。
私には何も出来ない?
手の届かぬ君よ。
苦しみを分けては
くれないの?
手の届かぬ君よ。
どんな想いも君には
届かない
空回り
苦しみは増すばかり
もしかして私は…
居ない方が良い?
消えた方が良い?
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意欲的な様子を
"燃える"と云う
何が燃えている?
…魂だろう
人によって
"燃え方"も"色"も
多種多様
紅く猛然と燃える人
淡く優しく燃える人
蒼く静かに燃える人
"熱く"みえる人
"冷めて"みえて"熱く"燃えている人
情熱的に勢いあるものだけが
"燃えている"とは限らない
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諦めてしまえばそこで終わり。
この言葉をどう捉らえる?
諦めることで潰えてしまう
夢・希望・人間関係・命…
だから まるで
諦めることを悪のように感じて
追い詰められながら
頑張らなければならないという
脅迫観念を抱く
諦めないことが命取りになることもある
諦めることで
自己を解放してあげることも必要だ
「諦めたい」と心によぎるなら
きっとそれは自己防衛本能だろう
諦めが肝心な時もあるのだから
諦めてしまえばそこで終わり。
次を考えよう。
諦めた後で何をするか
決意 新たに
動き出そう。
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見上げればいつでも曇り空。
そんな国があったとさ。
その国の人々は知ってたよ。
いろんな雲を知ってたよ。
白色?灰色?ねずみ色?
明るい?暗い?薄い?厚い?
でも曇り空ばかりだから
皆うんざりして
空を見るのをやめちゃった。
もぅ何でもいいよ。
どんなのでも気にしない。
いつものことだ。
どうせ曇りだ。
それでも
空を雲を大好きだった少年は
いろんな雲を楽しんでたよ。
そして
あるとき少年は
雲の隙間に青空を見た!
錯覚?違うよ。確かな青空!
すぐに雲が押し寄せて
青空を隠しちゃった。
少年は青空が確かに在るってことを
知ったのさ。
そして
少年は大人になっても
空を見ることをやめなかったのさ。
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カラカラ回る風車
握り締めた小さな風車
息を吹きかけると
風車は命をもらって動き出す
私は喜びをもらって笑い出す
カタンカタンと音を立て
そこには大きな風車
大自然の風を受け
風がエネルギーに生まれ変わる
回る回る風車
君の元気が私に伝わる
君が私を元気にする
そして
私の元気も皆に伝わる
大きなエネルギーが
生まれてる
くるくるまわる
くるくる廻る
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例えば現状が嫌で
変わりたくて
キッカケほしいなら
なんでもイイから
目の前のモノに
勝手なイイワケでも
付けちゃいなよ
キッカケないなんて
言わせない
チョットした理由が欲しいダケなら
自分へのイイワケぐらい
許してあげようよ
キッカケなんて
些細なモノ
待ってて来なけりゃ
作っちゃえ!
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花に興味がない。
花の名前も花言葉も知らない。
そんな僕が
花屋の前で立ち止まった。
色とりどりの花々
その中の一輪に心を奪われた。
君に似ていたから
名前も花言葉も知らないまま
一輪買って部屋に飾る。
名前も花言葉もわからないけれど
いつか君に贈りたいな。
花束にして。