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saixaiの部屋


[181] 『桜の思い出』
詩人:saixai [投票][編集]


きれいに葉を落として
幹と枝が冬の空に映えた
少し物淋しくて
冷たい空気もよく似合う

一夜のうちに
降り積もった雪

桜の樹が
雪の衣をまとっている

雪の花が咲いている

思い出す桜の花びら
キミと見た夜桜

また一緒に見れたらいいな…
そんな淡い期待も
もう叶わない

何度も思い出すのは
キミの最期の姿も見れなくて

今や
キミが実在しないなんて事を
忘れてしまいそうだよ

「次の春には
一緒にお花見しようよ」

もうすぐ季節が二巡する

2004/01/18 (Sun)

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