詩人:猫目石 | [投票][編集] |
罪ですか?
狂っている
壊れている
アナタは歌うのね
嘆きの歌
狂っている
壊れている
喉を切り落としましょう
歌えないように
耳を切り落としましょう
聞こえないように
魂を奪いましょう
死ねないように
詩人:猫目石 | [投票][編集] |
暖炉から
黒い灰にまみれた赤い服
優しいお顔
メリークリスマス
プレゼントを届けにきたよ
寝ている子供を起こさないように
ぬきあし、さしあし、しのびあし
くつしたを覗いた
紙が一枚、入ってる
それはお手紙
宛先、は
サンタさんへ
サンタさんがぼくにくれるプレゼントは、サンタさんがもらってください
サンタにメリークリスマス
お疲れ様です。サンタさん
詩人:猫目石 | [投票][編集] |
もういいだろ?
苦しいよ
生命維持装置を止めた
呼吸が出来ない
当たり前だ
苦しい
苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい
自己責任
そうだね
点滴が水音を止めた
ストップ
バイバイ
私
冷たいね
詩人:猫目石 | [投票][編集] |
死と生の綱渡り
根性見せろ
プライドは?
死にかけロマンス
ピクルスは抜け
不味い
綱渡りは嫌だね
やるくらいだったら縄を引きちぎり
首吊りガール
あぁ素敵だ
映画みたいな格好いい死に方を
ピエロは笑う
死にかけロマンス
首吊りガール
詩人:猫目石 | [投票][編集] |
おじいちゃんがまた言った。
私も笑ってあいさつ。
『はじめまして。』
おじいちゃんの脳は砂時計なんだって。
おしえてもおしえても忘れちゃうんだ。
私が孫だってことも忘れてる。
『良い天気ですね。』
『そうですね。』
きのうとおなじことば。
今日は雨。
『おじいちゃん。』
『はい。』
もういっかい、
昨日と同じ会話をしよう。
おじいちゃんと話せるなら。
詩人:猫目石 | [投票][編集] |
私は頭が弱い
あまり考えない
だから良く怒られるのだが
理由が分からない
頭が弱いのは私のせいではないでしょう?
きっと頭をどこかにぶつけたのだ
ネジが一本取れたのだ
皆が言う
もちろん他大勢
カワイソウ、
と
じゃあ聞こうか、
何が?何を?私はカワイソウ?
頭に包帯を付けているから?
言葉を上手く喋れないから?
だからなに?
身体障害者
お似合いの言葉だと、
可愛い可愛いあの子が言った