何を思ったのでしょうか？


何を言いたかったのでしょうか？


私の言葉は


伝わったのでしょうか？


例えば


私は魚


皆さんは海


私は


皆さんがいなければ生きてはいけない


魚


なのだから


でも私は


陸に上がってしまった


干からびて


干からびて


私は魚


言葉になっていたのでしょうか？


私は魚


私は魚


皆さんは海


伝わって


いてくれたなら


私は


満足です


さようなら


次の世界で会いましょう


私は魚


皆さんは海


いずれまた


会えましょう

あぁ



存在さえも不愉快か？

裏切られたと嘆くより


もっとできることがあるだろう


信じられないと嘆くより


もっとできることがあるだろう


弱気な気持ちは脱ぎ捨てるんだ


気持ちは裸くらいが丁度良い



私が変わらなければ



見える世界など、変わらない

でしゃばっちゃ

駄目



私は後から入って来ただけ、だから



黙って文を書いていれば良いの
黙って口を閉じていれば良いの





満足でしょ？
ただ隣を歩いているだけでも…

誰よりも


一番



死を望んでいた筈だった



今、


今は一番


何よりも死が怖い

私が今書いた詩

世界に一つだけ

貴方が今書いた詩

それも

世界に一つだけ

同じ詩は無い

私の詩

貴方の詩

それは

世界に一つだけ

高いビル



黒いコンクリート



冷たい地下鉄



どこが地上なのか
分からない

　
　
　
『生きろ！』



フェンスを飛び越えようとした私に
一生懸命止めようとしてくれた貴方


私は我が儘だね


ごめんなさい
大好きだよ


貴方に構わず



そっとフェンスから手を離した



完璧だったんだ



『生きろ！』



私に向けられた
私だけの言葉

それに揺れるまで



だから今が続いていた

なのに貴方はもういない

私は生きて
貴方は死んだ



『生きろ！』



繰り返す言葉

貴方は今、空にいますか？

いってらっしゃい、

いつも最後に言う君

でも

おかえりなさいは、

君が一番最初に言ってくれる

僕が１と数える頃に
君は２と数えてる


僕が１を歩く頃に
君は２を歩いている


あと少しなのに

縮まらない
追いつけない


早く

君の隣を歩きたいのに