詩人:ハoィンロ | [投票][編集] |
寒い夜だな
買ったばかりのタバコをくわえて
独りでアスファルトで舗装された道歩く
風のせいで火が消える
かじかむ指で必死に着火を試みる
かじかむ指は次第に痛みを伴って
指を真っ赤にさせる
街は光を放ち
X'mas色に染まってる
タバコに火がつき
大きく吸い込む
乾いた唇にタバコがくっつき
赤い血がフィルターを染め
吐き出す煙が白い息に変わる時
なんだか切なくて
胸が痛くなったのを覚えてる
暖めてくれる人が居ない
横に居てくれる人が居ない
そんな想いを捨てるようにタバコを指ではじき飛ばした
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どぅしてん
何時ものお前らしくもない
何時もの様に笑ってくれよ
何時もの様に絡んでこいよ
何時もの様に
大丈夫
そんなにお前はやわじゃない
また何時もの様に
笑って絡んで
よく言うやろ?
喧嘩するほど仲が良いって
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君と二人で歩いた線路沿い
ポツンと佇むガチャガチャ見つけ
君は嬉しそうに
ポッケに入った小銭をヒトツ
期待に胸を膨らませ
取っ手の部分を捩りこむ
ガチャガチャ
ガチャガチャ
中の玩具を見たと同時に
溜め息零していたっけな
いらないからって僕のポッケに入れ込んで
「プレゼントッッ」
君は嬉しそうに笑ってた
ポッケに入った玩具
何にもないコトだったけど
今となっては宝物
あなたがくれた
最初で最後のプレゼント
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けたたましい目覚ましの音で目を覚ます
寝ぼけ眼で洗面所へ
そこに立って鏡越し
映っているのは
窶(やつ)れたオヤジ
バリバリジージー
電動髭剃りフル稼動
皺(しわ)が入った顔面を水でバシャバシャ洗いこむ
ヤニで染まった歯を磨き
髪の毛整えセットする
「おはよう」
僕の前に座った父は
すっかり一家の大黒柱
父が頼もしく思えた
月曜日の朝7時
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ビニールの生地でできたベルトを外して
透き通ったベールをゆっくり剥がす
固く閉じた蓋を開けば
アナタを包む
綺麗な銀箔の下着
心踊らせ
その綺麗な銀箔を
力任せに引っぺがす
それと同時に
アナタ自信が顔を出す
アナタを指でなぞる様に
指から口へ加えこむ
ほのかに香るミントの香りアナタの心に火をつける
アナタは私を裏切らない
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知らない街にいきました
全然知らない街なのに
なんだか懐かしい感じが蘇って
なんだろう
ガキの頃に行った駄菓子屋さん
そーいやあのお菓子美味しかったっけな
そこの角を曲がれば
まだそこに
昔の面影があるようで
昔の面影追いながら
知らない街を歩いてく
昔の思い出置いたまま…
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まだ見ぬ出口を探し
時には
焦り
転び…
人の行く道迷路のようで
砂時計を背負いながら
誰もが迷路をさ迷って
出口の先を追い求め
さ迷いつづける子羊達
気付けば時間が無くなって
迷路の半ばで倒れる羊
それでも必死に出口を探し
羊は今日もさ迷い続ける
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鏡に映る
違う自分
ホントの自分
どこ行った
硝子に映る
違う自分
ホントの自分
どこ行った
写真に写る
違う自分
ホントの自分
どこ行った
君の瞳に映る自分
あ
ホントの自分見つけたよ
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泣いてんの?
僕が笑わしたる
悲しぃの?
僕が暖めたる
辛いの?
僕が慰めたる
アホやなー
頼ってぇえねんで
しんどぃ時はお互い様
大事な仲間や
こんな俺でも話なら聞ける
いつでも相談もってこい
いつでも話聞くから
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逆立ちして
逆立ちして
涙が流れるのを
必死に止めてたんだ
逆立ちして
逆立ちして
違う世界が見てみたくて…
ふと空を見上げると
いつもと変わらない空に
溜め息ヒトツこぼれたのを
今も覚えてる
あれ?
君は誰?
あぁ君か
君を見失う所だった
逆立ちしても
何も
何も変わるコトわなかった