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ハoィンロの部屋


[119] 野良猫
詩人:ハoィンロ [投票][編集]


吐く息はまだ白く

かじかんだ足は感覚を鈍らせる

外の世界に放り出され

今までなんとか生きてきた
私が見てきた世界

それは幸せなどない世界


人の群れは

足早に家路を急ぐ

街のネオンは怪しく光り

街灯に照らし出された私

夜風に舞う牡丹雪

シンシンと降り続け

街を白く染めていく

私の心も掻き消されていく


一匹の野良猫


吐く息は白くならず

雪を溶かすこともなく

静かに消えた

2006/02/07 (Tue)

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