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ハoィンロの部屋


[67] サラリーマン世情
詩人:ハoィンロ [投票][編集]


けたたましい目覚ましの音で目を覚ます

寝ぼけ眼で洗面所へ
そこに立って鏡越し

映っているのは
窶(やつ)れたオヤジ

バリバリジージー
電動髭剃りフル稼動

皺(しわ)が入った顔面を水でバシャバシャ洗いこむ

ヤニで染まった歯を磨き
髪の毛整えセットする


「おはよう」

僕の前に座った父は
すっかり一家の大黒柱

父が頼もしく思えた
月曜日の朝7時

2005/12/03 (Sat)

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