詩人:ハoィンロ | [投票][編集] |
寒い夜だな
買ったばかりのタバコをくわえて
独りでアスファルトで舗装された道歩く
風のせいで火が消える
かじかむ指で必死に着火を試みる
かじかむ指は次第に痛みを伴って
指を真っ赤にさせる
街は光を放ち
X'mas色に染まってる
タバコに火がつき
大きく吸い込む
乾いた唇にタバコがくっつき
赤い血がフィルターを染め
吐き出す煙が白い息に変わる時
なんだか切なくて
胸が痛くなったのを覚えてる
暖めてくれる人が居ない
横に居てくれる人が居ない
そんな想いを捨てるようにタバコを指ではじき飛ばした