詩人:アルバトロス | [投票][編集] |
あいつが死んだ
おととい死んだ
僕は生きる
今日を生きる
あいつが死んだ
ほんとに死んだ
僕は嘆いた
涙流した
あいつの代わりに
僕は嘆いて
あいつの代わりに
僕は泣いた
だってあいつは
まだまだ生きて
幸せ掴むはずだった
命は長さじゃないけれど
命は重さじゃないけれど
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はくしょん
ひくしょん
ふぃくしょんしょん
今のはウソさ
全部ウソ
はくしょん
ひくしょん
ふぃくしょんしょん
ホントかウソかは
僕しだい
はくしょん
ひくしょん
ふぃくしょんしょん
作り話が
大きくなって
ははひひふぃくしょん
裏切れないよ
嘘はつけても
裏切れない
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雨が降ってきた
だから僕は空を睨んで叫んでやった
「おおい雲やい。お日様を隠すんじゃあないよ。せっかくの雨がキラキラ輝かないじゃないか。お日様を出しとくれ」
そうしたら雲の奴は
雨を連れてどっかにいきやがった
そういうことじゃないのにさ
外では大きな水溜まりに大きな虹が映っていた
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月の光が
雨上がりの匂いが
猫の鳴き声が
僕の手のひらの温もりが
みんなみんなが
「お疲れ様」
に聞こえたのなら
ほら
そぅっと
微笑み返してごらん
きっとその微笑みは
世界を巡って
君が眠りにつく頃に
「おやすみ」
を運んでくるよ
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時間に急かされるように
明日に押し出されてく
夜を自分ひとりじゃ越せないくせに
何か釈然としない
何のために生きるかよりも
何を想い生きるかだとしても
流れるままに辿り着く明日に
また君と会えるのだとしても
僕はまた今日も
明日に押し出されて
時間に飲み込まれてく
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水が流れて川となり
人が歩いて道となる
道に咲く花を踏まぬように
君の手を離さぬように
今日も僕らは
歩いていく
夕日を越えて
進んでいく
地平線のその向こうに
僕らの背中が見えたなら
ポンっと肩を叩いて追い越して
星空の下でキスをしよう
そうして誓った明日が
僕らの理由になるから
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月はささやいた
運命なんかじゃない
僕が選んだ
君が選んだ
その足で選んだんだよと
月はささやいた
理論や理屈じゃない
僕が笑った
君が笑った
明日はもっと幸せになれるよと
同じ答えでも
導き方が違うように
僕ら単純な計算式を遥かに超えて…今
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纏った嘘は重たくて
まるで身動きがとれなくて
だけど僕は追いかける
あの日の夕焼けのその先を
錆び付いた僕の血の色に
殴られて初めて気付いたよ
だけど僕は知りたがる
あの日の夕焼けのその先を
信じた嘘は真実で
裏切った嘘は嘘っぱち
だから僕は追いかける
あの日の夕焼けのその先を