詩人:アルバトロス | [投票][編集] |
僕のものさし
短すぎて
キミとボクの隙間
30cmも測れない
何より
想い馳せたコーカサスよりも
キミは遠く
ボクの憂苦の終焉
立ち込める夕霧に霞んで消えた
まるで嘘のように
ボクは溜め息を飲み込んで
そのまま空を見上げて泣いた
夜空には銀河鉄道
SLが急カーブして走り抜けた
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なにもないなんて
そんなことはない
そこには
きっとあるよ
なにかが
きっとあるはず
僕はもう
自由に縛られて
なにもかも億劫になって
自分さえも
うまくだませない
何のための心だ
何のための両手だ
何のための僕だ
導くのはいつも君
答えもいつも君
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繊細な夜の光に
白い君の頬が綺麗
星屑も僕らに
想いを伝えてる
僕も頑張んなきゃ
手が届かないような
錯覚と憂鬱のシーソー
ちゃんと届いてますか
タイミング悪く
流れ星がひとつ
退屈もさよならも
ぜんぶ君のペース
僕は見てる
最初から最後まで
君にときめいてます
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風の一生のように
僕の一生も
始まりと終わりがわからない
一瞬なのだと
星になった君が輝きながら
そっと耳もとで
僕に教えてくれた
だからその夜
溜め息の僕
両手で囲った月を眺めて
なんだ
全部ちっぽけなんだ
そう呟いて
そうして朝に
また朝に
また明日の朝に
君に笑顔を約束する
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昔の僕が今の君に恋をしたら
きっと僕たちは
スクリーンの中で出会う
そして
今の君が昔の僕に恋をしたら
きっと僕たちは
スクリーンを飛び出して
そして君と僕は
恋人たちのような
大人たちのような
キスをするんだ
早く幸せになって
早く幸せになって
君を見つけたのは
僕なのに
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背中が重いぞ
乗るのは誰だ
両手が重いぞ
握るの誰だ
体が重いぞ
ああ重い
荷物は全部
捨てちまおう
抱えきれない
捨てちまおう
背中が重いぞ
抱きついたの誰だ
両手が重いぞ
引っ張るの誰だ
ようし捕まれ
風をきれ
もっと速く
走ってやるぞ
君が笑うと
笑うの僕だ