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アルバトロスの部屋


[119] 朝 煙草と後悔
詩人:アルバトロス [投票][得票][編集]

朝 煙草の煙
溜息よりも重く吐き出す
だけど僕の顔を覆うように漂う
過ちを隠すように

自分以外のすべてに嘘をついて
そうすることで
結局自分にも嘘をついて

ああちくしょう
煙が目に染みて涙が滲む
勘違いした涙が溢れて
僕が慌てて空き缶に押し込んだ煙草と後悔
消えたのは煙草だけ

2006/07/14 (Fri)

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