ホーム > 詩人の部屋 > アルバトロスの部屋 > スイッチ

アルバトロスの部屋


[280] スイッチ
詩人:アルバトロス [投票][編集]

夜になって
眠たくなってきたので
スイッチを切った

暗闇が訪れた
スイッチの場所が
わからなくなった

だんだん怖くなった
いつまでたっても
暗闇に目が慣れなかった

携帯電話が
ポケットにあった

君に電話した
受話器から君の匂いがした
僕は泣いていた
スイッチは君だった

2008/07/11 (Fri)

前頁] [アルバトロスの部屋] [次頁

- 詩人の部屋 -