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アルバトロスの部屋


[306] イチの歌
詩人:アルバトロス [投票][編集]

僕はゼロになりたかった
誰の記憶にも残らずに
全くの無になって
消えてしまいたかった

でも僕が死んだら
誰か悲しむかな、なんて
余計なことを考えるから
僕はゼロにはなれないだろう
無責任な生き方辞めて
僕は誰かにとって
イチになりたい
自分にとって
イチでありたい

ゼロなんて存在しない
便宜上の記号だと
思い知った冬の雨の日
僕は君の手を握って
ここにいるという
その温もりが
愛しく思えたんだ

2008/11/27 (Thu)

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