僕はゼロになりたかった誰の記憶にも残らずに全くの無になって消えてしまいたかったでも僕が死んだら誰か悲しむかな、なんて余計なことを考えるから僕はゼロにはなれないだろう無責任な生き方辞めて僕は誰かにとってイチになりたい自分にとってイチでありたいゼロなんて存在しない便宜上の記号だと思い知った冬の雨の日僕は君の手を握ってここにいるというその温もりが愛しく思えたんだ
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