いつもの帰り道ふとした瞬間に見つけた花が咲いているきれいだな僕は花を見つめるすると花も僕をじっと見ている摘んでしまおうかないいや、やめた本当に美しいものはただそこに在るそれが美しいそして少し妬ましい僕は座り込んで花を眺める時間を忘れて見つめる時間も僕のことを忘れてくれたら良いのにそんなことを思ったりしてああ、もう日が暮れる
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