詩人:海 | [投票][編集] |
蒼く澄み切った空に
舞う雨の滴
哀しみの雨が
大地を濡らした
澄み切った空は
雲ひとつないのに
降りしきる雨は
街をモノクロへと
染めていく
哀しみの涙
深い悲しみの中
泣き崩れる声を
そっと隠して
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小さなおててが
触れてきた
ちっちゃい手が
そっと抱っこ…
優しく抱っこ…
お母さんが
来る頃には
ぐっすり夢の中…
甘えん坊の男の子…
ちょっぴり重たい
いなくなったら
少し寂しい…
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久しぶりの
無機質な白いお部屋
カーテンを開けて
電気を消して
頭はからっぽ…。
怖くもなくて
不安もなくて…
本当に静かな気持ち…
大丈夫だから
大丈夫って言わない
笑っちゃうから
こんな時に少しだけ
怖い素振り出せたら
好かれるかなぁ…
無理だぁ
笑って寝よう
気楽に起きて
気楽に…
自分らしくいこう
詩人:海 | [投票][編集] |
ひとつの気持ちを
過去にするのは
簡単なんだけど
ひとつの思いを
守っていくのも
いいんじゃないかな
素直なありのままの
自分のままで
自分らしく
生きてみたい
これから初めて
自分らしく
詩人:海 | [投票][編集] |
笑った
久しぶりに笑った
心から笑えた
その時に
あなたの顔が
私の心に浮かんだ
やっぱり
あなたが好き
やっぱりあなたしか
愛せない
次はあなたと一緒に
笑いたい…
詩人:海 | [投票][編集] |
死んだのは
誰のせいでもない
病気で死んだのに
運命なのに…。
哀しみを
責任と言う名の鎖に
縛り付けたって
生き返りは
しないのに
余計に新しい
苦しみを
生み出すだけなのに
逃げたって
何もならないのに…
死ぬのも
簡単じゃない…。