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流月の部屋  〜 投稿順表示 〜


[11] 
詩人:流月 [投票][編集]

夢に描いていたのは
こんなことだったのか


いや、
夢を夢見ていただけだった


そんな
現実

2009/03/17 (Tue)

[12] 意味
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あんなにも嫌っていた男と
私は一緒にいます
大嫌いな女になった
私がここにいます
時には自己主張しない
そんなのもいいと思いました

あれ、
愛してるとは
こんな言葉だったっけか

ふと感じてしまった
そんな私もここにいます

2009/05/11 (Mon)

[13] アルバムより
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空を見上げて

ああ、今日の地球は早く回っているね

そんなジョークを飛ばしていたんだ

面白くもなんともない言葉だけど

砂糖菓子をなめたみたいで

なんだか胸焼けがした

そんなセピアが

あってもいいのかね

2009/05/11 (Mon)

[14] おなかのなか
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「空腹」が怖い

自分の中に何もないみたいで

「温度調整」もきかない

ああああああ

そろそろ、だろうか

「朝食」なのか、「夕食」なのか

もうどれがどうかもわからないのだが

「料理」の味なんかどうだっていい




「満腹」が欲しい

2009/05/17 (Sun)

[15] 中毒患者001号
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一口食べ、たら
忘れられなくなりました


触れてしまっ、たら
離れられなくなりました


貴方はずるいです
こんなにもこんなにも
私に貴方が注がれているのに
器は大きくなるばかりで
ちっとも満たされなくて
もっと欲しくなって


本当に、貴方はずるいです


喉が渇いて呼吸が止まる
すっかり私は貴方中毒

2009/07/19 (Sun)

[16] 林檎ではないのですよ
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物理的じゃなくても

痛みを感じるなんて

人って繊細なのね

本能だけで生きられたら

理性などなければ

お腹いっぱい蜜柑なんかを食べて

幸せに暮らしていたのかもしれないね

2009/08/02 (Sun)

[17] 出店にて
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掴みたくても届かず

願っても叶わず

なにも与えられられない

そう、出店の金魚

夏が過ぎれば

どこへ行くのでしょう

来年また会う君は

去年の君なのでしょうか

金魚はブクブク

酸欠ブクブク

次に会う事はないであろう君を

見下しながら林檎飴、夏

2009/08/02 (Sun)

[18] 利き手は何の為に
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破壊する事は
それはそれは簡単で
ただ無心になって
その手を振りかざすだけ

生み出す事は
それはそれは複雑で
ただ愛を込めても
あの手はここへ来ない

どちらを選んでもいいのだろう
どちらも選んでもいいのだろう

嗚呼嗚呼
今日も誰かが誰かを壊した


私は、どうしたいのだろう

2010/10/08 (Fri)

[19] 私はそれを『ヨシ』とするのだ
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何事も想う事が大切だと
テレビで偉い人が言っていました
嘘も現実にする魔法だとか

私はみんなに嘘をつく
私は私に嘘をつく
みんなは私に嘘をつく

それでいいんだって
それがいいんだって
また偉い人が言っていました

私は自らに言い聞かせて
幸せになりましたとさ

めでたし
めでたし

2010/10/11 (Mon)

[20] さかな
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あまりにも広くて
居心地がよくって
包み込むような水の中で
私は生きています

全てを与えて
酸素も餌も
広い広い貴方の水槽で
私は飼われています

私が何も言わなくても
水を足してくれ
餌を与えてくれ
玩具を与えてくれる
私は生かされています

時々わからなくなる
貴方が何を求めているのか
ガラス越しに見つめているのは
一体何でしょうか

それを聞く事さえ許されない
今日も私は
ただ泳ぐのです

2010/10/16 (Sat)
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