ホーム > 詩人の部屋 > 朧の部屋 > 白銀の河を渡る世界

朧の部屋


[16] 白銀の河を渡る世界
詩人: [投票][編集]

冬に白い雪が積もり
逢いに来る季節の刻
君への想い唄いつつ
優しく降り積もる地
僕は帰って来たんだ

瞳の中に君の白い息
悲しみに染まるなら
天空の架け橋を捜し
心を虹色に染めよう

帰る樹の下で想おう
愁いの刻の優しさは
思う季節を蘇らせる

純粋可憐な君を待つ
懐かしの樹で待った
ずっと考えてばかり
君へ想い唄いながら
ゆっくりと振り返る

祈る事無く巡り合う
変わる事の無い笑顔
恋する事を見た横顔
二人の対面した照顔
冷たくも温かい手を
あの日の様に繋いだ
そっと離れない様に

巡り合う神聖の地上
想い合う心身の浮上
重ね合う二人の感情
白銀の河を渡る二人
歩み続ける白銀世界

2004/12/07 (Tue)

前頁] [朧の部屋] [次頁

- 詩人の部屋 -