私の手には傷がある幼い頃、高いところから落ちた時のもの君の笑顔は知っている大きく開いた目とか、楽しそうに笑う顔とかその向こうの黒いものふっと誰かが腕を上げ私はさっと身をすくめるただ、あの本を取りたかっただけなのにそれが君の残したもの2022.7.3.
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