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理恵の部屋


[52] 嵐の前の静けさ
詩人:理恵 [投票][得票][編集]

嵐が来る

なのに雨はサーサーと降って

暗い夜を包み込む

心地よいほどのそれに

窓を開けて耳を澄ませた

夜の空気はゆるりと入り

換気扇から抜けていく

あと少し もう少し

長い夜を包んでくれたら



雨音は大きくなる

耳をつんざくようになったそれに

幻滅しながら

明日の朝にはきっと

嵐がやって来るだろう





H27.9.8

2015/09/08 (Tue)

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