ホーム > 詩人の部屋 > 理恵の部屋 > これは詩ではない、詞であるA

理恵の部屋


[65] これは詩ではない、詞であるA
詩人:理恵 [投票][編集]

全て忘れたい 暗い夜のようなこと
思い出して 伝う涙 ひとり流し続けた
受け止める器も 優しい言葉さえも
受け入れることができなくて 背 向けた

だって眩しすぎても 瞳は傷つくんだよ
ちょっと暗いくらいが 見やすいって
知らないから

そんな言い訳ばかりを並べて
自分の痛みをわかってほしい
それじゃ前に進めないよ
自分の足で歩いていかなきゃ


悲しみも寂しさも 全部認められたら
紛れもなく 存在してた 感情だから

ずっとやさしい人になりたかった
安心して涙を流せるような場所に
なりたかった

でも自分がそんな場所になる前に
自分がそんな場所を
求めている 皮肉だよね
私にはそんなチカラがない

自分が思うよりずっと
未熟でダメで成長がなくて
マイナスの感情ばかり
ぐるぐる頭を回っているよ

いっそ消えてしまいたい
理想から遠すぎる日々で
うまく道を見つけられない
やさしい人になれないまま

自分の笑顔はいらない
でも誰かに笑っていてほしい





H27.11.7

2015/11/08 (Sun)

前頁] [理恵の部屋] [次頁

- 詩人の部屋 -