詩人:Smile | [投票][編集] |
明日もいいことありますようにと
ぎゅっと握って
願いながら眠りについた幼い頃
隣には携帯もなく
チクタク鳴る秒針も平気だった
近くには温もりがあって
まだ素直でいられたあの頃
ひとりで眠るようになって
ぼくはじゆうをてにいれた
引き替えになくしたものはなんだ?
あの場所に行けば見つけられるかな
ああ
子供が子供であるように
大人は大人だと思ってた
みんなこどもだったのに
同じように なにひとつ変わっちゃいない
いつからか大人の仮面をかぶって
がくせい とか しゃかいじん とか
鎧をまとって街に出る
だれもが勇者のふりをして
本当はみんな むらびとなのに
てにいれたアイテムは何だい
それは強いのかい ツカエルのかい
そうやってウマイやつだけが先にゆく
新たなアイテムを手に入れる
下手なやつは無視か?
ほんとうはそいつよりツカエルかもしれないぞ
そうやってできてんだ
悲しいな
でもそうやってできてる
世界に 私に
明日があることがうれしいよ
おやすみベイビー。