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花房優希の部屋  〜 投稿順表示 〜


[22] 最果ての地
詩人:花房優希 [投票][編集]

この世が終わる最後の1秒までも、君を 。


ずっと一緒だね

ずっと、君と




そして僕は腐り逝く夢の終わりに君を見た

2008/04/26 (Sat)

[23] カクレンボ
詩人:花房優希 [投票][編集]

タイムリミットを定めて

鬼のいないかくれんぼ

砦の中から動けない

隠れているのは私

隠しているのは私の想い

たった一人の君を想って

今日で最後のかくれんぼ

時間が来たら、君にさよなら

怖がりな私は動けない

それでもずっと待っていた


「見つけた」


その瞬間を




たった一人でかくれんぼ

たった一人の郭恋慕

君と、二人で

2008/04/26 (Sat)

[24] それは例えば空気のような
詩人:花房優希 [投票][編集]

「死にたい」と泣いた昨日にさよならしよう

自分を極限まで追い詰めて

そうして、やっと見えたものがある

今になって気付いたものがある

ずっと欲しかったものなんて

本当は凄くちっぽけで

「欲しい」と叫べば、手に入ったかも知れない

それでも、やっとやっと気付いたの

教えてもらった

誰よりも大切な君に

「大丈夫だよ」って

安心させてくれる、君の笑顔

それだけあれば、私はどんな時でも生きてゆけると思った





(この小さな温もりの中で 初めて私は息が出来る)

2006/08/16 (Wed)

[25] 溺れる恋
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君が僕に“恋”をしてるというのなら

そんな僕を君からを奪ってしまえば、

君の人間らしさが減るかもだなんて、ただの思い上がり

だって君に僕は要らないのだから

視線が交わらないその瞬間

君が求めるのはいつだってひとり

僕らはきっと、ひとつにはなれないんだね

分かっていても、それでも欲しいんだよ

ねえ、君、分かってる?

とんでもなく君が好きなの、分かってる?

欲しくて

どうしようもなくて、

それでも

狂おしいくらいに、君を―――




ごめんね

ごめんね

君が好き


知らない振りは出来ないから、

せめて今だけ、君の隣で笑っていたい

2008/04/26 (Sat)

[30] たった一人の君へ
詩人:花房優希 [投票][編集]

やさしい嘘で隠したくはなかった

いつだって辛い現実を叫んでいた

君を想って叫んでいた

声が枯れて

喉が潰れて

血を吐いて

それでも、それでも叫ぶことを止めない人

全てはただ一人のため

君を忘れたくない自分のため



君がいた証を遺したら

私が君を思い出せると思った

“忘れたくない”



もう、同じ刻を生きるのは無理だから

君を忘れないために、何度だって叫ぶ

叫んで さけんで 嘆いて

そしていつでも



 君にあいたいと 心が叫んで仕方がないのです

2008/04/26 (Sat)

[31] まだ見ぬ世界へ
詩人:花房優希 [投票][編集]

一歩、また一歩 透明なレールの上を歩いて

僕らは終わりの扉へと進んでいる

ただ一箇所に向かって伸びているソレは

飛びたいと願う僕を、嘲笑っているかのようだ

もし、本当に飛ぶことが出来たのなら

その時はきっと、扉の向こう側にいるのだろう



今まで見えなかった扉が、急に目の前に現れたのなら

怖れず新しい世界を受け入れてみよう

海をも飛び越えて、知らない世界が広がっていたのなら

僕は、胸を張って、言ってみるとしよう


「ハロー」




  ―――この世界は、美しいですか?

2008/04/26 (Sat)

[32] 「頑張れ。」というその言葉
詩人:花房優希 [投票][編集]

「頑張れ」と言われて

「頑張ってるよ」と思える間は、まだ大丈夫

君はまだ、進んで行けるよ

頑張ってるよ、何で追い詰めるのって 内心で叫ぶ君

だけどね

それは努力が足りない所為じゃない

ただ、きっとね

頑張る方向を、間違えてしまっているだけ

きっと周りには不可解な努力に過ぎないだけで

だからね、大丈夫

君の周りに「僕と一緒に歩こうよ」と言える人がいれば、きっと

君は方向を見間違わない

突っ走って、疲れて、ボロボロになることもない



2人で道を探そうよ

僕と一緒に歩こう

僕といっしょに、がんばろう?





あと一歩。あと 一歩

2006/10/20 (Fri)

[33] 「ありがとう」
詩人:花房優希 [投票][編集]

ありがとう、ありがとう

君の言葉が、こんなにも私を嬉しくさせる

君の些細な一言に、私はこんなにも救われているんだよ

君にとって、何気ない、もう、時間が経てば忘れてしまうようなことでさえも

私はずっと忘れない

君のやさしさを忘れない

君の言葉で、私は少し、強くなれた。やさしくなれた

背中を押されて、前を向いてみようかと思えた

だから、ありがとう

ほかでもない君に、沢山の気持ちを込めて

「ありがとう」



(君の笑顔・言葉が、私の生きる強さとなる)

2006/12/10 (Sun)

[34] 暁の君に希う
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私のものとは違うその両の眼で

君は今何を見ている?

私には見えない夢が
君には見えているのだろうか

視界いっぱいに広がる世界が
見えているのだろうか

真っ暗な世界じゃなくて、光射す、明るい 。


ああ 誰かそのドアを開けておくれ

鍵ならとうに開いているんだ

足に繋がる鎖も引き千切って
君の元へと歩いていいかい

その時こそ私は心から望むよ

その腕の中で 君と同じ夢をみていたい



光で瞳が潰れても君の傍で微笑っているよ

2008/04/26 (Sat)

[35] アンニュイ
詩人:花房優希 [投票][編集]

僕の心に雨が降る

止むことのない雨が降る

ざぁざぁと音をたて、耳を劈くほどに

古傷に沁みる

気だるさが身体を支配する

いつかは水溜りになり、長靴で踏み荒らして、虹の存在を知ることなく

傘が見当たらない

どこかに置き忘れて来たらしい

それがどこか思い出せない

頭皮を濡らし額を伝い、頬から顎へと

ポタリ ポタリ

なにかが、落ちてゆく 音

目を瞑れば止まぬ音

目を開けても傘はない

どこまで歩いて来たのだろう

それとも走って来たのかな



今日も止まぬ雨に、道を見失ったまま

2007/04/10 (Tue)
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