詩人:阿修羅 | [投票][編集] |
哂って、いるのか
磨り硝子の向こう側
淡い光と、色合いが
僕に、
近づくな、を教えている
あまりにも、疎外感
大切なモノさえ
見失いそうになる
生きていたい、
それだけが確かな事で
今は独りで
立ってられないよ
迷い込んだ深みに
道連れにする人は
居たかな
永遠に眠って
しまいたいのに
瞳は開く、朝
嫌い、だ
また始まる
繰り返す痛みの螺旋は
いつか光にでも
変わるだろうか
気にしない、が
楽なのか
救われる、方法は
涙を流した分だけ
幸せになれますように
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もしも、哂っていた
としても、僕が
幸せ、でないと
誰が理解るだろう
全てが夢、と云うなら
それはそれで、
嘘は無いのだろう
見捨てられた、
此の世界での
繋がる術を
まるで、決まり文句
アワレナボクニ、スクイヲ
繋がりはしない
きっと、遠いのだろう
吐かれる架空、は
理想と現実を行き来する
自ら、の意思のように
ひらひら、舞い降りた
哀しげな揚羽蝶
透き通った羽、に
変わるであろうか、
未来を映して
すり替えられたことに
気付きもしない
愚かな僕を残して
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変わってしまう、というのは
簡単なことで、
それは僕や、
君の意思なんて
関係なく、歯車のように廻っていく
忘れ去られるわけではない、のに
どこか、なにか、
繋ぎとめておきたい何かを
手離す、その瞬間に
ぴりり、とした痛みを
感じるだけです
愛していた、この人も
微笑っていた、あの人も
全て、全て、
想い出に変わる、その日
涙を流した長い夜も、
瞬間に変わる
――人とは、
忘れゆくもの
誰かが云ったね、
見つけた光も、いずれは離れる
やっぱり誰かもそうであった
そして、あたしもそうであった
哀しい、ことに。
救われないと、信じきった先に
視た光
今このときに、
貴方に愛してる、を
あたしと、貴方だけは変わらない、
それだけを信じて、
愛することを
ここに誓います
隣にいる貴方へ、
H17.9.18
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意味も無い
あれや、これやを
繰り返しながら
結局何をする事も無く
僕等は生きている
意味など無いはずで
求めている
死ぬ、を繰り返しながら
辿り着く事は無い
今の苦しみが
何かの意味を持つ事なら
私も少し
耐えていよう
この苦しみが
何かを担うなら
まだ少し、頑張ってみよう
また光に
届くだろうか
見えない先を
深い底から見上げて
理想を抱いてみる
詩人:阿修羅 | [投票][編集] |
失せてく蒼の、あおの底で
絶え間なく続く、鼓動の狭間を
ゆらゆら、揺られて
哂ってる声を、キイタ
静寂なはずであったのに
哀しみに包まれて、
もう、独りで
要らないのだ、と叫ぶ
というより、叫びたい
と願うだけであって
一歩たりとも
進むことはない
戻る、こともない
貴方を未だ、想っていると
そんな気持ちは
無情にも、蒼のかけらに
なって消えた
声にならぬ声で
うたって、いる
ただただ
貴方の為に
貴方、だけの、ために
触れた光も
今はもう闇
優しさを見たはず、の
僕の瞳に映ったものは
深く深い、眠りに
もう二度と
目覚めぬように、と
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淋しさ、の果てに
あたしは貴方を
愛して、求めて
触れていたい、と
このまま
全てを棄ててしまえたら
どれだけ貴方だけ
染まれる?
深く、ふかく
時は流れないままで
このまま、息をすることさえも
忘れて、果てへ
生きているのか、
もうすでに死んでいるのか
区別のつかないほど
意識の浮かぶ、方へ方へと
消えゆく、ここから
探して、何かを
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頬に、触れた手
絡まった視線、は
もう二度と
離れることはありませんように
涙が溢れそうになっても
それを拭ってくれる貴方が居るから
不安は口付けで埋めて
淋しい日は、寄り添ってれば良い
今少し、抱き締める力が
強くなったのは気のせいじゃない
優しい微笑みと、離さないを
もう一度
求めて、手を伸ばすから
握り返して、優しく、強く
離れないように、
離さないように。
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崩れ去っていくのは
君、か
それとも此処で朽ち果てた
僕の塊、か
風の唸りに掻き消されていったのは
君との記憶
手を伸ばせなかった僕と
消えていった君が
脳裏に焼きついて離れない
愛しいのだ、と此処で叫んでしまおうか
抜殻の欠片の欠片になった僕でさえ
今は何か、になれる気がした
叫んだ言葉の破片でさえ
今は何かを繋ぐ鎖にさえもなり得ないけれど
届く気がした。
届けばいいと思った。
決して終わりなどしない、君への想いを
僕の、永遠の叫びに乗せて。
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視える未来
感じた隙間で
きっと二人もう
戻れない、と
揺らぐ視界と
貴方に
さよならを
後悔は、きっと
無い
此処から居なくなれたら
消えて、しまえたら
あたしはやっと哂える、かな
不安定。
もうあたしの余興になんか
付き合ってなくて良い
もっと貴方を満たす人は
きっと居るから
嫌いにさせるなど簡単な事
消えてしまえば、楽になれるから