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阿修羅の部屋


[100] しろくろ
詩人:阿修羅 [投票][得票][編集]

仮に
白が綺麗で
黒が汚いとして

そしたら僕は

白を落としても
灰色にはなり得ない程の
黒で


きみは

黒を落とした位じゃ
染まりきらない程の
白だ


そうして届く事のない

一番上と一番下にいて

お互い手を伸ばす



落ちてくる
君の涙は背負うから

どうか君だけは堕ちないで


涙枯れるまで
泣いていいから


幸せになろうね、って
言えない僕を許して


うわべなんて通じない君が
大好きだった


大好きだった





ありがとう





さよなら

2006/09/30 (Sat)

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