詩人:阿修羅 | [投票][得票][編集] |
ねえ、貴女が消えるなんて
ありえないって甘え過ぎてた
何が、貴女をそうさせたの、かな
淋しいとか、そうじゃなくて
傍に居てほしい
いつ心は、離れてしまった
また、何も出来ずに終わるの?
また、失ってしまうの?
消えてく大切な何か、を
ただ風に流されてく砂と同じように
眺めてたって、抱き締めようとしたって
届いたりはしないの
どうして消えてしまう、の
罵ってくれても、良いから
何でもするから
いなくなったりしないで
必要だって何度も云ったのに
大切だって何度も云ったのに
向けられたその背中が冷たい
無理やりにでもこっちを
向かせることが出来るなら
ねえ、決めてしまわないで
あたしはいつだって貴女を
必要としているのに
過ぎていくのを繋ぎとめる鎖は
きっとどこかにあるの
終わらないよ、まだ
過ぎたとしても、あたしは
もう一度戻ってくるから
さよなら、なんて
云ってやらない
失ってなんか、やらない
大切だって、守りたいって
思えた人だから
消えてくこと、眺めてたりしない
きっとあたしが繋ぎとめるから