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阿修羅の部屋


[153] 壊していいから、さらってよ
詩人:阿修羅 [投票][編集]

時に疑惑のように

拡がる波紋


時に愛しさのように


切なさのように



手放した何かは

もう二度と戻らない



揺れ動く水平線の向こうに


次、があるとするなら



僕はこれからどれだけ


うまく哂えるだろう





進んでゆく
時計の針に無情を感じて


夜中に吐き出す

あたしの全てを



蹴散らすような

何かがほしい

2007/05/03 (Thu)

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