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阿修羅の部屋


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詩人:阿修羅 [投票][編集]


崩れ墜つ

その瞬間 なわけさ


刺し殺す、瞬間にも似た

何かを 見つけ出す瞬間



蒼に染まる、紅に染まる

見えなくなる


遠くなる



途方もなく 遠く  とおく




薄らいでいく 意識も視界も



もうどうでもいいなんて




世界が崩壊しても



きみが泣いても


ぼくが死んでも



何かは繋がっていく


吐き気がするほど現実は


ただ ただ冷たくて


空間に融けていく


感覚に陥る




く す り


薬をください




頭ん中が逝く


そんな感覚



どうしようもなく

消えたくなる


そんな感覚

2009/05/21 (Thu)

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