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阿修羅の部屋


[44] 模造品
詩人:阿修羅 [投票][編集]

虚ろな世界の中で

映す、光の影は

永遠を模った

ただの理想、の模造品


繋ぐ言の葉は

縛るものでしかないのか


手を伸ばした先に、

待つ裏切りを

幾度視ただろう


もしくは、あたしも模造品

ホンモノ、は何処

大切なモノが、欲しい


嘆いた


揺らいだ


未来


彼方


もはや遠い


気付かないであろう

哀しみの前兆

何が表した

精神の歪み


君と交わした

最期の何かが

鎖になればいいのに


誰が造ったか

模造品

哀しいだけの

存在である



誰の代わり、か

2005/12/30 (Fri)

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