ホーム > 詩人の部屋 > Takの部屋 > 空の色

Takの部屋


[8] 空の色
詩人:Tak [投票][編集]

「空の色を知っていますか?」
知ってるつもりでいたのに
目の前しか見ていなかった
見上げることを教えてくれた

静かな海が風と一緒に笑う
急に足元に冷たさを感じる
光が鬱陶しいほど照らすけど
心の中だけは今も寒いまま

このままずっと二人で足跡をつけていく
だけど消えてた 途中で消えてた

限りない悲しみが足をキツくしばる
止まりたいのに そんな暇もない
止め処なく溢れる涙だけが
海と混ざって消えていく

強くなりたい意思が想いとぶつかる
帰りたいのに その場所もない
自分自身に縛られている自分だけが
一人ぽつんと立っているだけ

「空の色を知っていますか?」
知ってるつもりでいたのに また忘れてた
青さの中のあの笑顔が
背中を押してくれてることに

2005/08/09 (Tue)

前頁] [Takの部屋] [次頁

- 詩人の部屋 -