詩人:山姫 | [投票][編集] |
私はふくろう
遠くを見渡すこの瞳で些細な事でも見逃さなくてよ
私はフクロウ
風に囚われぬ優雅な翼であなたを包み込んであげてもよくてよ
私は不苦労
あなたに迷惑はかけなくてよ
だから
お傍にいてもよろしいかしら
私は福老なんだから
老いていくあなたをずっと幸せにしてあげたいの
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あなたに出会って人を好きになることができた
誰かを好きになることで強くなれることも知った
だから私は前に進むことができるのだけど・・・
あなたに出会って人に依存する自分を知った
守りたいはずのあなたに甘えてしまう弱さを知った
それで私はふと立ち止まってしまうのだけど…
あなたが後押ししてくれるだけで単純に前へ進めるそんな私は
果たして強くなったのでしょうか?
それとも弱くなったのでしょうか?
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本当に好きで一緒いてくれるのか
実はからかわれているんじゃないか
一人で舞い上がってるだけじゃないか
いつも疑心暗鬼にかられる
いつもどこか疑ってしまう自分
いつもどこか信じきれない自分
だいっきらい
あーあ…人として付き合っていくのって泣きたくなるほど辛い
私、孤高で自由なのらねこになりたい
誰も好かず
誰も嫌わず
一人で生きるのらねこになりたい
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社会
金銭
対人
心情
肉体
時間
それらを装填して
無作為にシリンダーを回す
さぁ
僕を殺すのはどれだろう
どれもこれも大切なもののはずなのに僕を殺してしまうのはどれだろう
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人は生まれた時
「時間」という名の粘土と「一生」という課題を与えられる
どんな作品でも
誰と作っても構わない
しかし
影響を受けても自分だけの作品でなければいけない
さぁ
あなたはその経験と価値観でどんな物を形作る
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まずは家族
それから友達や恋人
それに恩師
テレビや音楽
本、映画
地域や生き物全てだって
私やあなたが生まれてからずっと
いろんなものからもらってるもの
「気持ち」「感情」
確かに冷たいものもあるけど
それでも
生きていていいんだよって
幸せになっていいんだよって
そう言ってる気がして
私は今日を頑張れた
だから明日も頑張ろう
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私は逝ってしまった
どうやら言葉を飲み込みすぎて息ができなくなったらしい
言いたいことはたくさんあった
出したい気持ちはたくさんあった
ただ言葉は姿を変えるから
このままの姿で届くとは限らない
そうやって言えなくなった言葉の上に相手の言葉が重なったものだから
私の心はあっという間に死んじゃった
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天秤とかシーソーを思い浮かべるとわかるように
全てのものには均衡というものが存在する
それは人間関係にも言えることで
距離感とか
情緒とか
愛情や友情とか
片方が相手に強く与えすぎたり
逆に求めすぎたりすると
一方の受け皿がかたんと落ちてしまう
私はその音が怖くていつも歩み寄れずにいる
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「あなたの好きにすればいい」
それはなげやりや無関心って事なんかじゃなくて
周りを気にし始めちゃうと身動きなんてとれなくなるからって思うから
確かに周囲に気を使う事も必要だけど
それで必死になると人って疲れちゃうのさ
あなたの心がしたいって言ったことに従えばいいよ
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教科書にのることもない
ましてや有名でも特別な才能があるわけでもない
そんなただの普通のおばさんなんだけど
あなたと出会って時間が経つほどに
私はあなたの偉大さを感じるんです
普段は軽口ばかりだけど
いつも尊敬してる
いつも感謝してる
目の前で口にするのは照れるからこんなとこでしか言わないけれどね