詩人:山姫 | [投票][編集] |
時間と遊ぶ 楽しむ毎日
マイペースな私のリズムは8ビート
君と過ごす はじける一瞬
ハイペースに動くリズムは16ビート
唇を重ねる 溢れる刹那
オーバーヒートする リズムは32ビート
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仕事の私 休みのあなた
いつも一歩引くあなただから
いつも優しすぎるあなただから
明るくふるまう姿が胸に痛む
神様は残酷なほど平等だから1年に1回しかないなんてきっと思わないんだ
だったら私もそうやって思うことにするよ
次に会える時が私たちだけのホワイトデーにしよう
そうすればお互いに悲しくなることなんてないでしょう?
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優しく気遣うような灯りと音量の小さな音楽の中に感じる紫煙の匂い
そしてタイプ音
夢うつつの幼い私が好きだった空間
それから幾歳が過ぎて今の私はあなたを思い出しながら同じようにディスプレイに向かう
一部屋を照らす灯りと小さめにかけた音楽の中に混ざる似たような煙草の匂い
あなたより少し遅いタイプ音
そして大好きな紅茶の香りが今日も明日も私に元気をくれる
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我等の見る世界はどこまでが真実なのだろう
右の眼は現視の眼
映る世界は哀しいニュース
誰もがひそかに想う独りの現実
左の眼は感覚の眼
映る世界は醜い心情
誰もが持つ抑圧された感情
片目では誤り 両目では翻弄されるのなら
真実というものは他者では理解できぬ代物なのだろうか
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あなたに嫌われたくなくて優しい言葉をかけつづける私
いっそ私を嫌ってくれたら楽なのに
あなたが心配しないよう自分を偽り続ける
言葉はまるで血を吐くよう
本心を隠してあなたを励ます自分がとても嫌い
いくら表面の距離が近くても
いくら周囲から見た関係が近くても
互いの心が近くなければ意味がない
傍にいたくてもいられない
この時間はまるで拷問のよう
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なんとなく辞書を開くと気になる言葉を見つけた
ambivalent=二律背反
今の自分にぴったりなその言葉にラインを引いてみた
私のこの感情もきれいに線引きできたらどんなに楽だろう
ふと視線を外した先の紅茶とミルクの混合物がそんな今の自分と重なって
私はそれを一気に飲み干した
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何かが頭をよぎった
とても些細なものなんだけど
私を不安にさせた
あぁもうダメだ
この気持ちは払拭できない
この不安は解消できない
今の私はさっきまでの私じゃないから前に進むことなんてできない
詩人:山姫 | [投票][編集] |
私という器に感情という水が注がれる
それは止まる事なく流れるものだからすぐに溢れてしまう
溢れた感情は涙になって人を濡らし私を濡らす
その度に慰めの言葉をもらうけど
その度に私は申し訳なくなり俯いて小さくなる
ダメな心の悪循環
ダメな私の悪循環
詩人:山姫 | [投票][編集] |
洋服やバッグ、アクセにコスメ
私に「もっとお金を有効に使いなさい」と言ってくるオトナの皆さん
じゃあ、エライ政治家のおじさんに渡すとか使わない兵器買うとかはあんた達の言う「有効な使い方」なの?
カラオケやゲーセン、ライブに買い物
私に「もっと時間を有効に使いなさい」と言ってくるオトナの皆さん
じゃあ、進まない会談とか野次だらけの国会とかはあんた達の言う「有効な使い方」なの?
どこからが有効な使い道ってのが私にはさっぱり見えてこないんだよなぁ