詩人:山姫 | [投票][編集] |
あなたが私を見ていた
八方美人でやっていけるほど器用じゃない
すごい花を咲かせるわけでもない
何かの役に立つこともできないから
人に踏み付けられるような生き方しか出来ない
私はいなくてもいい存在だ
私など無価値に等しい
それならいっそ誰も見てくれるな
邪魔なら私を殺してしまえ
どうせ生きていても意味がない
そう思っていた私にあなたは暖かい眼差しをくれた
「私を応援してる」と言ってくれた
今 私は全力で咲いている
小さくても
地味でも
あなたに見せたくて必死で咲いている
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君に会えない時の私の心は
ほの暗い灯りみたいだけど
君の一言で私の心は一気に辺りを照らせる程輝くよ
君から流れる電流が私の心を明るく照らすんだよ
だから
小まめにバッテリーを確かめて充電させてね
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夢がある
ささやかでも壮大でも
だれにも
私にも
誰かに話したいような
誰にも話せないような
でもそれは辛くて厳しい
やりたくてもやれない
でも違うんだ
やれないんじゃなくてやらないんだ
少しでもいい
話を1ページずつ書いたり
10分でも発声練習したり
10分でも筋トレしたり
リアルで出来ることを続けたら
夢に繋がって
それがリアルになっていくんだ
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あなたに会えない事がこんなに辛いなんて知らなかった
私の心をあなたに知られるのがこんなに怖いなんて知らなかった
私に誰かを好きになる気持ちがこんなにあるなんて知らなかった
人や視線が怖くて 恋人の意味もわからない泣き虫な私だけど
きっとこれが「恋」なんだと思います
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「忘れる」という字は心を亡くすと書く
つまりはその時の心境を亡くしちゃうのが「忘れる」ってことなんだろう
それなら
それなら僕はいくつ忘れてきたろう
しょうもないことも
大事なことも
嬉しかったことも
悲しかったことも
でもさぁ…砂みたいにこぼれてなくしていくけど
その瞬間を生きた僕の気持ちは忘れたくない
たとえほんの一握りでも覚えていたいんだ
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この状況から抜け出したくて
毎日ぐるぐる回ってる
高い塀で何も見えないから
毎日山のてっぺんから仰ぎ見る
お前らが馬鹿にしたような目で見てるから
歯を剥き出して嘲笑ってる
だけどよ
お前らだって毎日同じように生きてるって解ってるか
なぁ…賢い人間様ども
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黒ネコふらふら誰にも懐かず
一人でただただ生きてきた
人ゴミざわざわ気にも留めず
今日もスタスタ我が道を行く
ある時ニャーニャー同胞の鳴き声
辺りをキョロキョロ見てみたら
お家でぬくぬく飼われてて
胸がチクチク痛くなってきた
なんだかどんどん寂しくなってきて
帰りにしくしく鳴いてたら
彼女がとことこやってきて
頭をナデナデしてくれた
その手はとてもふわふわで
涙がだんだん止まったけれど
初めての優しさビクビクしてしまい
彼女をがりがり引っ掻いた
それでもじんじん痛む手で
優しくとんとんと背中を叩くものだから
僕の不安はどんどんなくなって
気付くとすやすや眠ってた
今ではポカポカ部屋の中
彼女にピタピタくっついて
隣でごろごろのどを鳴らす
黒くてつやつやの僕がいる
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オイラはピエロ
へんてこメイクな人気者
器用にこなす芸達者
楽しませるためにドジしたり
泣いてる時には風船をプレゼント
オイラにかかりゃどの子も笑顔さ
オイラはピエロ
ホントは地味で人見知り
うまく笑えない不器用者
誰よりも怖がりで
誰よりも淋しがり屋で
誰よりも泣き虫
なぁホントのオイラはどっちかな
あなたの好きなオイラは…どっちかな
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あなたを愛する事で存在を確認する私を赦してください
肩書だけの恋人のような愛し方しかできない私を赦してください
欲求はあるのに
身体を重ねる事も
キスをする事も
手を握る事も
嫌われる事を怖れてまだできないけど
それでも私の心はあなたの事をとても愛しく思います
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言葉は水 心から流れた一滴
そのままなら心の糧にして潤い
ただ気をつけなければいけないのは温度差
冷たいなら冷静になるけど氷のようなら突き刺さり
温かいなら暖められるけど
熱湯のようなら火傷をさせる