詩人:山姫 | [投票][編集] |
ひらひらと
きらきらと
空からたくさん
地面にたくさん
小さな不安と小さな勇気
誰にも知られずに消えるかもしれない
誰かに知られて踏まれるかもしれない
それでも私の後を継いでくれるなら
それでも私の思いに続いてくれるなら
先に降り立つ小さな私が
次に飛び込む貴方を支えます
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人も木も車も物も場所も全部
僕の邪魔をするものなんて全部消えてしまえばいい
人も木も車も物も場所も全部
僕を不快にさせるものなんて全部消えてしまえばいい
そうしたら
そうしたら家族も恋人も友達も故郷も無くしてしまうだろう
その時は
その時は自己嫌悪をして、みんなの所へ逝けるだろう
そうだ
そうやってなにもかも消えてしまえばいい
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デスクに向かいながらも今夜も君の事を考える
しばらく君に触れていない指が冷たく カップの熱が体温を連想させて 僕は手を離せない
すぐにでも会いたくて
いつまでも触れたくて
溜息とともにカップから放した掌はじんわりと朱く
脈打つ度にほのかに傷む
僕の気持ちも同じように
何もしないうちに熱をもつから
気がついた時にはもう痛みだしているんだろう
そしてそのカップのように君は冷めていくだろう
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僕が君へ伝える愛は冬のようだ
雪のように真っさらで
氷のように静かに
空気のように澄んでいる
強気にはなれない僕なりの精一杯の愛し方
でも同じように冬に例えるなら君はこう思うかもしれない
雪のように手には残らず
氷のように冷たく
空気のように痛い……と
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いつまで経ってもベッドから出られない
仕事があるなら義務で起きられるのに
用事があるなら期待で起きられるのに
今日は何もないんだもの
今日も何もないんだもの
カラダが重くて重力に縛られる
ココロが重くて自由力が縛られる
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誰もいない部屋
鳴らない携帯
私に絡み付く淋しさ
慰めにもならない音の奔流
限度オーバーのトランキライザ
ひたすら空けたボトル
やめろと言われても続いている煙草
直らない朱い線
あぁ神様 …いつまでも独りで生きていけない私はどうすればよいのでしょう
自分を傷つけてしまうから
暗闇へ真っ逆さま
相手を縛りつけてしまうから
二人とも真っ逆さま
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疲れてた
ただずっと横たわってた
何となく視線を動かすと
キラキラした大きな鏡に私が映った
不思議そうに見つめてたので
同じように見つめ返してみた
そしたらその鏡の持ち主が無邪気に笑った
私の何を見て笑ったの
私の中に何を見つけたの
側に来たのでとりあえず微笑んだら
「ま〜ま〜」って言って頭を撫でてまた離れていった
何がしたかったのかわからなかったけど
明日も頑張ろうって思えて
少し元気が出た
ありがとね オチビさん
でもね オチビさん
私はママじゃないよ(笑)
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美味しいワイン
愛用の枕
暖かいベッド
君からのおやすみ
今夜はよく眠れそう
明日はお休み
予定も真っさら
たまの休息
君の夢
満足したら動き出そう
満足できないその時は
すぐさま君に会いに行こう