詩人:山姫 | [投票][編集] |
伝えたい想いが大きすぎたから
言葉という形式で送ったけど
あなたにきちんと届いただろうか…
私達はフォーマットが違うからさ
上手く送れていたか心配になるんだ
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誰かに送った言葉が糧となり
あの人は生気を溢れさせ 綺麗な花を咲かせた
また別の人には仇となり
毒気を持っていた言葉はその人を腐らせてしまった
落ちた葉が樹には戻らないように
放った一言は取り返しがつかない
また 相手の中で分解されたそれは
その人の糧にも毒にもなる
「言葉」とはよく言ったものだ
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聞いた言葉 湧き出た感情
過ごした日々 愛したもの
その一かけが 自分を映す鏡になる
受け入れよう
傷つけてきた人との過去を
認めていこう
あの時流した涙や弱さを
それらもいつか 自分を愛おしく映すから
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君の涙を見るのが辛いから黙っていくよ
会うと泣いてしまいそうだから一人でいくよ
精いっぱいの強がりと笑顔
胸いっぱいの自責と覚悟
面と向かって言えないのが
心残りではあるけれど
「ごめんね」
「ありがとう」
「…またね」
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いたずらで小心でそれでも憎めない君が
煙に巻かれたように突然いなくなって
私は独り途方に暮れる
君のいないこの部屋は
君の体温がないからか少し寒くて
その寒さが私に現実を突き付けてくる
私が悲しまないように傍にいてくれていたのに
君がここにいないなら
私は泣いてもいいですか
君のいない悲しみで
涙をこぼしていいですか
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どこが好きなのかわからないまま好きになって
笑顔の裏の悩みに気づきもしないで
一人で勝手に盛り上がって
結果的に傷つけることしかできなかったなんて
本当に何やってるんだろう
それでも やっぱり好きなんです
あの人は今 何やってるんだろう
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ホットは冷めると美味しくなくなる
アイスもぬるくなると美味しくなくなる
だからかな
僕の心がいくら熱くても
君の心が冷えているなら
どっちもうまくいかないよ
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あなたが考えたいと言った
多分いい意味ではない事は解る
そう言った瞬間 その後から
私は今までの全ての行いを悔い
自己嫌悪し 過去に苛まれ
自分を殺したくなるだろう
そして
あなたと共にいられる未来を考えるだろう
だが 悲しいかな
この気持ちは伝えられないだろう
壁は厚く
私達の距離は遠いのだから
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辛いことを辛いと全く思わない人
辛いことを避け続ける人
辛いことと関わらない人
辛いことも無理矢理幸せだと思う人
誰が一番強いの
誰が一番幸せなの
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水底を泳ぐ魚だった時も
翼を広げる鳥だった時も
空はいつも高くあって
四つ足で歩く獣だった時も
大地に根を張る草花だった時も
空にはいつも同じ星が輝いていた
私たちは幾度姿を変えても
同じ星の眼差しを感じる
私たちが空を見上げるのは
その眼差しの優しさを覚えているからだろう