君はいつも控えめな笑顔で
おずおずと僕に心を送って来てくれたね

暖かくて優しくて
とても綺麗なものだったから

僕はそれがなくなるのが怖くて
君に送る事ができなかったけど

君と相愛になりたいから
僕の心を送ります

愛の中の本心を受け取って下さい

不器用だからどれくらい伝わっているかわからないけど
この気持ちが届くように頑張って送心するから


受心したら胸にしまって下さい
いつか愛になるまで

愛情の裏には嫉妬

希望の裏には楽観

優しさの裏には自己満足

光が射した後ろには必ず影が生じるように
あなたにしたいと思った好意にもきっとこんな影が生じてる

心ない言葉から逃れるように耳をふさぐと
この耳は何も聞こえなくなり

悪意ある視線を避けるように目を閉じると
この眼は闇しか捉えなくなり


時間が流れるほどに感覚は鈍る
今はもう感覚と言えるものはなく

差し伸べる手も見えず　心の声も聞こえず
誰かに助けてもらいたいのに　それさえ出来ずにここにいる



僕の声は聞こえますか
僕の伸ばした手は見えますか

僕には僕が見えません
誰かの救いも見えません

冷たい印象を与える仕草の君
過去を絶ったように振る舞う僕

強がるように鋭さを見せてきた2人だけど
実際にはそんなに強くない事を
二人とも 始めからよく知ってたね

片方だけじゃ切ないなら
僕たちは互いの心を重ねよう

刃の重なった鋏がものを切れる様に
不安も涙も切り取って
未来の形を作っていこう

つらくて…
きつくて…
逃げたくて…

もういっそやめてしまいたくなる時

誰にも言えなくて
光が見えなくて

もういっそ終わってしまいたくなる時


その時
ある計算をする時間だけ作ってください


その時間が自分にとってマイナスだったか
それともプラスだったか…

プラスなら　勝ち逃げなら
やめてもいい

でもマイナスなら
せめてイーヴンになるまで賭けてみませんか？


終わる前に一発逆転
人生のジャックポットを狙ってみませんか?

いつもどこかに話を合わせて
なんだか少し疲れた時

どこにも居場所がなくて
宙ぶらりんな時


そんな時は思い出せ

お前らよりも先に俺がそれを経験したことを


こんな俺でも居場所があるように

お前にだってちゃんと居場所がある事を

私を護るように抱き
大事にして下さるのは幸せなのですが

あなたが背に負う その辛さ
私からは見えないのです

どうか苦しい荷を降ろし
私にもそれを負わせて下さい

なあに

あなたの荷を負い
共に往く

それも私の幸せなのですから

もしもあなたが悲しくて
しとしと涙を落とすなら
私は霧となりましょう

誰にも見せれぬその涙
その時だけは流せばいい

私はそれを静かに抱き
共にあなたを濡らしましょう

もしも誰かが気にかけて
尋ねられたその時は
「霧で濡れた」と申して下さい



もしもあなたが淋しくて
人との距離に憂うなら
私は霧となりましょう

誰にも零せぬ泣き言を
その時だけは零せばいい

私はそれを優しく包み
共に静かに消えましょう

もしも誰かに何してたと
尋ねられたその時は
「霧めにやられた」と申して下さい

人が知恵を持ってから今までの長い間
人を傷つけたものは何?


同じように

人が知恵を持ってから今までの長い間
人を救ったものは何?


答えは私の中に
答えは貴方の中に