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山姫の部屋


[1] 雑踏
詩人:山姫 [投票][得票][編集]

目を合わせる事なく誰もが街を行く
微かでも体温を感じたくて僕もその波に紛れる
街は何も言わず僕を受け入れた
澱んだ視界には無数の背中が写る
学生、社会人、大人、子供
この中に僕と同じ人種はどのくらいいるのだろう
人が集まる事で雑踏という集合体になるならば
ここに安息を求める君の為に僕はその無秩序な行進に参列しよう
あぁ誰も目を合わせないこの世界が平和でありますように
誰にも目を合わせられない君に幸あれ

2009/09/02 (Wed)

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