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山姫の部屋


[181] 救い
詩人:山姫 [投票][編集]

心ない言葉から逃れるように耳をふさぐと
この耳は何も聞こえなくなり

悪意ある視線を避けるように目を閉じると
この眼は闇しか捉えなくなり


時間が流れるほどに感覚は鈍る
今はもう感覚と言えるものはなく

差し伸べる手も見えず 心の声も聞こえず
誰かに助けてもらいたいのに それさえ出来ずにここにいる



僕の声は聞こえますか
僕の伸ばした手は見えますか

僕には僕が見えません
誰かの救いも見えません

2011/10/07 (Fri)

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