ホーム > 詩人の部屋 > 山姫の部屋 > 星の瞳

山姫の部屋


[185] 星の瞳
詩人:山姫 [投票][得票][編集]

水底を泳ぐ魚だった時も
翼を広げる鳥だった時も

空はいつも高くあって

四つ足で歩く獣だった時も
大地に根を張る草花だった時も

空にはいつも同じ星が輝いていた

私たちは幾度姿を変えても
同じ星の眼差しを感じる

私たちが空を見上げるのは
その眼差しの優しさを覚えているからだろう

2011/10/11 (Tue)

前頁] [山姫の部屋] [次頁

- 詩人の部屋 -