いたずらで小心でそれでも憎めない君が煙に巻かれたように突然いなくなって私は独り途方に暮れる君のいないこの部屋は君の体温がないからか少し寒くてその寒さが私に現実を突き付けてくる私が悲しまないように傍にいてくれていたのに君がここにいないなら私は泣いてもいいですか君のいない悲しみで涙をこぼしていいですか
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