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山姫の部屋


[190] 悲涙
詩人:山姫 [投票][編集]

いたずらで小心でそれでも憎めない君が
煙に巻かれたように突然いなくなって
私は独り途方に暮れる

君のいないこの部屋は
君の体温がないからか少し寒くて
その寒さが私に現実を突き付けてくる

私が悲しまないように傍にいてくれていたのに
君がここにいないなら

私は泣いてもいいですか

君のいない悲しみで
涙をこぼしていいですか

2011/11/05 (Sat)

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