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山姫の部屋


[64] 残雪
詩人:山姫 [投票][編集]

朝日を浴びる帰り道
わずかに残る雪の中に緑が顔を見せていた

まだまだ肌寒いけど気持ちは暖かく
冬の終わりをかすかに感じた

かつての白い雪は着色され最後には見えなくなる

でもそれは消えた訳ではなく
春に咲く草花へ命を送っているからだ

誰かの心が自分に染み渡るように
冬の雪が春の草花に染み渡ってゆく

2010/02/27 (Sat)

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