歯をくいしばって何かに耐えながらまた同じ道を行く

多分好きだからまた同じ道を選ぶ

続かないと知りながら‥

君が誰かを愛し

誰かが君を愛して

僕が君を愛し

誰かが僕を愛して

愛はそこらじゅうに溢れている

言葉に出来ないだけで

おどけてみせた
これは僕の性分みたい

この方が楽しいし心地いいから
君の笑い声が笑い顔が見たいから

でもいま君に言われた

キモいよ
シャキッと出来ないの？

言われてようやく気が付いた
僕のただの自己満足だったみたい

ＫＹっていうの？僕みたいなの

自己嫌悪に陥った‥

けど僕の性分だから
変えられないから

ごめんね

泣く


泣いて泣いて


黙ってても涙は流れ落ち


実は


笑うことの方が難しいということを知ったあの夏


君は瑠璃色に染まった

愛し合っていた


何かのズレでお互い別々の道を歩いた二人


目の前の幸せと
まだ消せない遠い愛


二人に終止符が訪れるのはいつ


本当の幸せはいつ‥

僕の本当の気持ち
君に伝えるとき
この関係は滅びる


だから僕は
自分の気持ちに嘘をつく


ずっとこのまま


泣きたくなるほど
ずっと君のそばにいたいから‥

ほら

あのビルの真上




濃い橙の月がひっそり

ただひっそりと

暗闇を照らしてる




なんて切ない色‥




まるで君を想う

僕の胸の中の

淋しい色みたい




真夜中の

濃い橙はいつしか

涙で霞んで消えてく




そして

その時星達は

遠くで笑ってた




僕を憐れむように‥

たとえば



この地球という舞台に

太陽というスポットライトが当たり



ここでは誰もが主役で



脇役でもなく

エキストラでもなく

誰かと比較するわけでもなく



モラルと秩序をもって



それぞれ人生を演じては

いつの日にか千秋楽を迎えるのだろう‥

きっと今も君は



僕が君を想いながら毎日を過ごしている事なんて知るわけもなく



君はやっと手に入れた大切な宝物を守りながら幸せな日々を送っているだろう



これでいい
これでいい



君の幸せが僕の幸せだからと自分自身に念じながら



また明日からも君を忘れずに想い続けるだろう

冷めたわけじゃない
嫌いになったわけでもないの


ただね‥


ただ愛し方がわからないだけなの