詩人:ふくざわゆいと | [投票][編集] |
ボクには ちゃんと生まれ育った
故郷というものはないのだけれど
例えば 駅の改札口や空港のロビーで
ボクの到着を 待っててくれる人が
ボクとの再会を 待ち望む人が
たった一人でも いてくれたら
ボクは 心からホッとするんだ
なんだか嬉しいし 安心するんだ
だから ボクはボクを迎えてくれる人に
心から言うよ 「ただいま」ってね
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思えば ここまで来れたのは
今 生きていられるのは
自分一人の力じゃないんだよな
親や先生 そして友達…
多くの人の支えがあって
ボクの今がここにある だから
ボクも誰かを支えてあげられる
そんな大人になっていきたい
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どうやって死ぬかは考えない
周りには「死ね!」と言われるけれど
「ごめん、もう少し待っててね」と
ボクは答える
考えたって 答えは出ない
まず 生きていると実感が薄い
命の危険を 味わったことがないから
遺体がキレイだろうと 汚かろうと
死んでしまったら みな同じ
そして ボクはこう続ける
「放っておいて?そのうち死ぬから」
なんてね 落ち込むことはない
周りに何を言われようと
生きていれば なんとかなるし
どうやって生きるかを考えた方が
ずっと 楽しい気持ちになれる
だから ボクは今 死ぬワケにいかない
今日とは違う明日が ボクを
こっちを向いて 待っているから
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自分を誤魔化さないで欲しい
自分を偽らないで欲しい
ありのままで いてくれよ
ありのままを 見せておくれよ
ありのままを さらけ出してよ
そんな寒い暗闇で ひとり
うずくまって 泣いてないで
出ておいで 光の射す方へ
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これだけは 覚えていて欲しい
どんなキミだろうと キミに変わりないから
ボクの知ってるキミは この世界で
ただ一人 キミしかいないんだ
どんなキミも 大好きで
どんなキミも 必要で
どんなキミも 大切で
どんなキミも かけがえないから
ボクはずっと そばにいるよ
ボクはそっと 手を差し延べるよ
いつかきっと この手をとって
キミがもう一度 歩き出す
そう 信じているから
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行き交う人々は 歩みを止めない
それでも 心の中で歌い続ける
ずぶ濡れで なおも叫び続ける
都会の雨で涙を隠す キミに
傘を 広げてあげたい…