詩人:ふくざわゆいと | [投票][編集] |
地震 津波 火災…
孤立 死亡 行方不明…
街は跡形もなくなった
報道はただ 淡々と
遺体を数えている
わずかな間に 多くの人々の
命の灯が消えた…
ただ 見てることしか出来ないのだろうか
これは決して 他人事ではない
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つい3日前まで 生きていたのに
命の灯が消えた途端
1体 2体と 数えられてる…
つい3日前まで 一緒にいた
1人 2人 だったのに
………
これが現実なのか
分かってる 分かっちゃいるけど
………
どうか安らかに
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泣きたい…
なのに 涙が出ないんだ
哀しいはずなのに
苦しいはずなのに
目の前で起きたことが
あまりにも 信じられなくて…
…
ボクは 壊れてしまったのかな…
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「私なんかいなくなった方が
あなたが幸せになれるから…」
…
どうして?
どうして そんな哀しいことを言うの?
いったい 誰が決めたの?
ボクの幸せは ボクが決める
そして まず なによりも
ボクの幸せには
キミがいてくれなきゃ ダメなんだよ
ボクの幸せを 心から願うのなら
ずっと そばにいてくれないか
ボクが幸せになるには
どうしても キミが必要だから
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言いたいことが
言えればいいのに…
相手に 迷惑をかけたくなくて
周りに 気を遣ってしまって
誰かに 怒られるのが恐くって
空気を 壊してしまいたくなくて
言いたいことが 言えずにいるんだ
いろいろな状況の下で
自分の置かれた立場を 考えてしまって
もちろん 忍耐は必要な処世術だし
言わない方が 幸せなことも
きっと あるのだろう
それでも…
思っていること 感じていること
全部 相手に伝えられなくても
上手く 表現出来なくても
言いたいことが
言えればいいのに…
時に怯え 時に恥ずかしく
時に恐れ 時に思い悩んで
ためらい 戸惑い
葛藤してしまっても
言いたいことが ほんの少しでも言える
許される世界で あればいいのに…
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誰かより
上だとか 下だとか
誰かと
同じだとか 違うとか
そんな目で ボクは
キミを見ていないよ
それに そんなことはきっと
キミが こだわってしまうほど
大切なことじゃないよ
だって キミはキミだもの
大丈夫
ちゃんと見てるから
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ただ優しく 純粋に
自分の良心に従って
生きてきたつもりだった
だけど この世界には
汚い心の持ち主がいる
自分さえ良ければいい
面倒と感じれば すぐに
関わることをやめてしまう
ある時は味方 けれど
ある時は敵…
そんな人もいるんだ
人の心は脆く うつろいやすく
簡単に その気が変わってしまう
そんな人間など
心から 信じられやしない
でも 他に道が見当たらなくて
あてもなく 彷徨っている…
裏切られるのが 恐くって
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あなたは
私のものではないから
誰と話そうと
あなたの勝手なのだけれど
他の誰かと 楽しそうに話す
あなたの姿は 見ていてつらいの…
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あなたが 求めているものの
答えは 案外 単純だから
いつの時代も 大切なものは
きっと 変わらないものだから
どんなに 科学が進歩しても
どんなに 世界が便利になっても